この記事でわかること

Q. 弁護士が4年償却投資をするメリットは?
A. 高所得の弁護士は大きな節税効果が期待できます。また、弁護士業務とは別の資産収入を確保でき、収入の分散化にも役立ちます。
Q. 弁護士法人で不動産投資はできますか?
A. 弁護士法人は弁護士業務に限定されるため、不動産投資は行えません。個人名義か、別途資産管理会社を設立して投資します。
Q. 顧問契約収入と不動産所得の関係は?
A. どちらも事業所得または雑所得として計上されますが、不動産所得は別枠です。損益通算で弁護士業務の所得と通算できます。
Q. 弁護士特有の注意点はありますか?
A. 業務上のトラブル(訴訟リスク)に備えて、資産保全の観点からも投資を検討する弁護士もいます。家族名義の活用も一案です。
Q. 独立開業と勤務弁護士で違いはありますか?
A. 独立弁護士は事業所得との通算、勤務弁護士は給与所得との通算になります。独立弁護士の方が所得が高い傾向があり、節税効果も大きくなります。
弁護士の4年償却活用法|士業の節税ポイント
職業・属性別節税 公開: 2025.01.23

弁護士の4年償却活用法|士業の節税ポイント

弁護士と4年償却投資

弁護士は高所得者が多く、4年償却投資との相性が良い職業です。

弁護士の特徴:

  • 高い報酬水準
  • 独立開業が多い
  • 収入の変動がある
  • 業務上のリスク(訴訟)

弁護士の所得構造

独立弁護士(個人事業主)

  • 事業所得として申告
  • 年収1,000万〜5,000万円以上
  • 案件により収入変動

弁護士法人の社員弁護士

  • 役員報酬として受領
  • 法人税と所得税の二重構造

勤務弁護士(アソシエイト)

  • 給与所得
  • 年収600万〜2,000万円程度
  • 比較的安定した収入

4年償却投資の活用

独立弁護士の場合

事業所得と不動産所得を損益通算します。

【例】
事業所得:2,000万円
不動産所得:△800万円(償却費による赤字)
課税所得:1,200万円
節税効果:約300万円/年

弁護士法人社員の場合

弁護士法人は弁護士業務以外を行えないため、個人名義または別法人で投資。

選択肢:

  1. 個人名義:役員報酬と不動産所得を通算
  2. 資産管理会社:法人税率を適用

勤務弁護士の場合

給与所得と不動産所得を損益通算。シンプルで効果的。

士業共通の節税ポイント

弁護士に限らず、税理士、公認会計士、司法書士などの士業に共通するポイントがあります。

1. 事業所得の変動対策

士業は案件ベースで収入が変動しやすいです。

  • 高収入の年:償却費で所得を圧縮
  • 低収入の年:繰越控除を活用(青色申告)

2. 青色申告の活用

事業所得と不動産所得、両方で青色申告のメリットを活かせます。

  • 青色申告特別控除(最大65万円)
  • 純損失の繰越控除(3年間)
  • 家族への給与支払い

3. 法人化の検討

所得が一定以上なら、資産管理会社の設立を検討。

  • 法人税率の適用
  • 役員報酬による所得分散
  • 経費の範囲拡大

シミュレーション例

条件:

  • 独立弁護士(個人事業主)
  • 事業所得3,000万円
  • 築古木造アパート8,000万円を購入
  • 建物5,600万円(4年償却)

4年間の効果:

項目金額
年間償却費1,400万円
年間節税効果(税率50%)約700万円
4年間合計節税約2,800万円

弁護士特有の考慮点

業務上のリスク対策

弁護士は業務上のトラブルで訴訟を受けるリスクがあります。

資産保全の観点:

  • 家族名義での投資
  • 法人名義での投資
  • 資産の分散

収入の分散

弁護士業務への依存度を下げるため、不動産収入を確保。

将来の開業資金

勤務弁護士が独立開業を見据えて、資産形成の手段として活用。

物件選びのポイント

1. 安定性重視

案件収入が不安定な時期があるため、安定した物件を選ぶ。

  • 首都圏の駅近物件
  • 入居率が高いエリア

2. 管理の手間を省く

弁護士業務で忙しいため、管理は委託。

  • オーナーチェンジ物件
  • 管理会社の評判を確認

3. 相続・資産保全を考慮

長期的な資産形成の観点から、将来性のあるエリアを選ぶ。

他の士業との比較

士業所得水準法人化特徴
弁護士弁護士法人(不動産不可)訴訟リスク考慮
税理士中〜高税理士法人(不動産不可)税務に詳しい
公認会計士監査法人(不動産不可)財務分析に強い
司法書士司法書士法人(不動産不可)登記手続きに精通

いずれも専門職法人では不動産投資ができないため、個人または資産管理会社での投資が基本です。

まとめ

  • 弁護士は高所得で4年償却のメリットが大きい
  • 弁護士法人では不動産投資不可、個人か別法人で
  • 士業共通で事業所得の変動対策として有効
  • 業務リスクを考慮した資産保全の観点も

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