職業・属性別節税 公開: 2025.01.23
年収2000万円サラリーマンの節税|副業規定の注意点
高所得サラリーマンと4年償却
年収2,000万円以上の高所得サラリーマンは、4年償却投資との相性が非常に良い属性です。
高所得サラリーマンの強み:
- 高い所得税率(最大55%)で節税効果大
- 安定した高収入で融資に有利
- 確定申告で損益通算が活用できる
課題:
- 副業規定への配慮
- 本業との両立
- 転勤リスク
副業規定のクリア
不動産投資は副業に該当しない
多くの企業で、不動産投資(資産運用)は副業規定の対象外とされています。
理由:
- 労働を伴わない
- 資産運用の一種
- 相続で取得するケースも多い
ただし、企業によって解釈が異なるため、就業規則を確認しましょう。
確認すべきポイント
- 就業規則の「副業・兼業」の定義
- 「不動産賃貸」に関する記載
- 届出・申請の要否
不明な場合は、人事部門に「資産運用として不動産を保有する予定」と相談するのも一案です。
会社にバレない対策
住民税の普通徴収
確定申告書の「住民税の徴収方法」で「普通徴収」を選択すると、不動産所得分の住民税が給与から天引きされません。
手順:
- 確定申告書の第二表
- 「給与・公的年金等に係る所得以外の所得に係る住民税の徴収方法」欄
- 「自分で納付」にチェック
注意点
- 不動産所得が赤字の場合、給与所得との通算で住民税が下がり、会社に気づかれる可能性
- 自治体によっては普通徴収に対応していないことも
確定申告の基礎知識
年収2,000万円超は申告義務あり
年収2,000万円を超えるサラリーマンは、確定申告が義務付けられています。
不動産投資がある場合:
- 給与所得と不動産所得を合算
- 不動産所得が赤字なら損益通算で節税
- 還付申告で税金が戻る
申告のポイント
- 青色申告(10万円控除)を選択
- 経費を漏れなく計上
- 減価償却費を正確に計算
シミュレーション例
条件:
- 年収2,500万円のサラリーマン
- 築古木造アパート8,000万円を購入
- 建物5,600万円(4年償却)
- 年間家賃収入500万円
4年間の効果:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間償却費 | 1,400万円 |
| 不動産所得 | △900万円(赤字) |
| 年間節税効果(税率50%) | 約450万円 |
| 4年間合計節税 | 約1,800万円 |
融資の有利さを活かす
高所得サラリーマンは融資審査で非常に有利です。
有利なポイント:
- 安定した高収入
- 大企業勤務なら信用度アップ
- 勤続年数が長いとさらに有利
活用方法:
- 複数の金融機関から相見積もり
- 金利交渉
- 融資期間の延長交渉
転勤リスクへの対応
転勤がある場合でも、以下の対策で不動産投資は継続可能です。
1. 管理会社に全面委託
入居者対応、修繕手配、家賃集金すべてを管理会社に任せる。
2. 首都圏の物件を選ぶ
どこに転勤しても価値が変わらないエリアを選ぶ。
3. オーナーチェンジ物件
すでに入居者がいる物件なら、購入直後から収入が発生し、手間が少ない。
4. オンライン完結の体制
書類のやり取りや確定申告をオンラインで完結できる体制を作る。
注意点
本業への影響
不動産投資に時間を取られすぎないよう、管理は外部委託。
融資額の適正化
高年収を理由に過大な融資を受けると、万が一の時にリスク。
出口戦略
5〜6年後の売却を見据えて、立地の良い物件を選ぶ。
まとめ
- 高所得サラリーマンは4年償却のメリットが非常に大きい
- 不動産投資は多くの企業で副業に該当しない
- 住民税の普通徴収で会社にバレにくくなる
- 融資の有利さを活かして好条件で投資


