この記事でわかること

Q. 新耐震と旧耐震の境目はいつですか?
A. 1981年6月1日です。この日以降に建築確認を受けた建物が新耐震基準、それ以前が旧耐震基準となります。
Q. 築年数で新耐震かどうか判断できますか?
A. おおよそ判断できますが、正確には建築確認日を確認する必要があります。築年月と建築確認日は異なる場合があります。
Q. 旧耐震物件は買ってはいけませんか?
A. 一概には言えません。融資が出にくい、売却しにくいというデメリットがありますが、価格が安く利回りが高いメリットもあります。
Q. 旧耐震物件で融資は受けられますか?
A. 銀行融資は難しいケースが多いです。ノンバンクなら対応可能な場合もありますが、金利が高くなります。現金購入が現実的です。
Q. 耐震診断は必要ですか?
A. 旧耐震物件を検討する場合は推奨します。補強工事の要否や費用の目安がわかり、投資判断の材料になります。
新耐震vs旧耐震|築古物件の耐震基準の見分け方
物件選び・エリア 公開: 2025.01.23

新耐震vs旧耐震|築古物件の耐震基準の見分け方

新耐震基準と旧耐震基準

日本の建物の耐震基準は、1981年6月1日を境に大きく変わりました。

区分建築確認日想定地震
旧耐震1981年5月31日以前震度5程度で倒壊しない
新耐震1981年6月1日以降震度6強〜7でも倒壊しない

この基準改定は、1978年の宮城県沖地震を受けて行われました。

確認方法

1. 建築確認通知書

建築確認通知書の日付が1981年6月1日以降かどうかで判断できます。売主や管理会社から取り寄せましょう。

2. 検査済証

完了検査済証の日付でも確認可能です。ただし、古い建物には検査済証がないケースも多いです。

3. 登記簿謄本

登記簿の「表題部」に記載された築年月を確認します。ただし、建築確認日との間にタイムラグがある点に注意。

目安となる築年月

  • 1982年以降:ほぼ新耐震
  • 1981年:要確認(新旧混在)
  • 1980年以前:旧耐震

4年償却投資での考え方

築22年超の木造アパートを対象とする4年償却投資では、多くの物件が旧耐震に該当します。

計算: 2025年 − 22年 = 2003年以前の建物が対象 → 1981年〜2003年が新耐震、1981年以前が旧耐震

新耐震の物件を選べば、1981〜2003年築の物件が候補になります。

旧耐震物件のリスク

1. 融資が出にくい

多くの金融機関は旧耐震物件への融資に消極的です。

金融機関旧耐震への対応
都市銀行原則不可
地方銀行難しい
信用金庫個別審査
ノンバンク対応可能(金利高め)

現金購入が前提になることが多いです。

2. 売却しにくい

買い手も融資を受けにくいため、売却時に時間がかかります。売却価格も低くなりがちです。

3. 地震保険料が高い

旧耐震物件は地震保険料が高く設定されています。

4. 耐震リスク

大地震で損壊・倒壊のリスクが新耐震より高いです。

旧耐震物件のメリット

デメリットだけではありません。

1. 価格が安い

融資が出にくい分、価格競争が少なく割安で購入できます。

2. 利回りが高い

価格が安い分、利回りが高くなります。

3. 建物比率が高い傾向

土地値が低いエリアでは、建物比率が相対的に高くなり、償却メリットが大きくなることも。

投資判断のポイント

新耐震を選ぶべきケース

  • 融資を利用したい
  • 売却の容易さを重視する
  • リスクを抑えたい

旧耐震でも検討可能なケース

  • 現金購入が可能
  • 利回り重視
  • 長期保有を想定
  • 複数物件でリスク分散できる

耐震診断と補強

旧耐震物件を検討する場合、耐震診断を行うことで:

  • 現在の耐震性能を把握
  • 補強工事の要否を判断
  • 補強費用の目安を把握

補強工事を行えば、融資が通りやすくなるケースもあります。

まとめ

  • 1981年6月1日が新耐震・旧耐震の境目
  • 築古木造では新耐震・旧耐震両方が対象になりうる
  • 旧耐震は融資困難だが価格が安く利回りが高い
  • 4年償却投資では出口を考慮して新耐震が無難

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