職業・属性別節税 公開: 2025.01.23
フリーランス・個人事業主の4年償却活用
フリーランスと4年償却投資
フリーランス・個人事業主は、収入の変動がある分、安定した不動産収入を得るメリットが大きい属性です。
フリーランスの特徴:
- 収入が変動しやすい
- 事業所得で確定申告済み
- 時間の自由度が高い
- 融資審査がやや厳しい
4年償却投資のメリット
1. 収入の安定化
フリーランスの収入は案件次第で変動します。不動産収入があれば:
- 仕事が少ない月の補填
- 最低限の生活費の確保
- 精神的な安定
2. 節税効果
高収入のフリーランスは、4年償却で大きな節税効果が得られます。
【例】
事業所得:1,200万円
不動産所得:△600万円(償却費による赤字)
課税所得:600万円
節税効果:約200万円/年
3. 将来の年金代わり
フリーランスは厚生年金がなく、老後の収入が課題。不動産収入が年金の代わりに。
融資の現実
フリーランスの融資審査
サラリーマンより審査が厳しくなる傾向があります。
求められる条件:
- 3年以上の安定した収入実績
- 確定申告書・決算書の提出
- 売上・利益の推移
- 預貯金・資産状況
融資を受けやすくするポイント
-
確定申告を正確に
- 売上・経費を適正に計上
- 利益を過度に圧縮しない
-
預貯金を増やす
- 自己資金を多めに用意
- 最低でも物件価格の2〜3割
-
事業の安定性をアピール
- 継続的な取引先の存在
- 売上の推移(成長傾向)
現金購入の検討
融資が難しい場合、現金購入も選択肢です。
- 利回りがそのまま手元に
- ローン返済のプレッシャーなし
- 小規模物件からスタート
青色申告との組み合わせ
フリーランスは青色申告を活用していることが多いです。
事業所得の青色申告特典
- 65万円の特別控除
- 純損失の3年間繰越控除
- 青色事業専従者給与
不動産所得との関係
| 規模 | 青色申告控除 |
|---|---|
| 事業的規模(5棟10室以上) | 65万円 |
| 事業的規模未満 | 10万円 |
築古アパート1棟では事業的規模に該当しないことが多いですが、事業所得と合わせて申告することで、65万円控除を最大活用できます。
シミュレーション例
条件:
- フリーランス(Webエンジニア)
- 事業所得900万円
- 築古木造アパート4,500万円を購入
- 建物3,150万円(4年償却)
4年間の効果:
| 項目 | 金額 |
|---|---|
| 年間償却費 | 787万円 |
| 不動産所得 | △487万円(赤字) |
| 課税所得 | 413万円 |
| 年間節税効果(税率30%) | 約146万円 |
収入変動への対策
高収入の年
- 償却費で所得を圧縮
- 節税効果を最大化
低収入の年
- 不動産収入で生活費を補填
- 青色申告の繰越控除を活用
繰越控除の活用
青色申告の純損失は3年間繰り越せます。
【例】
1年目:事業所得500万円 + 不動産所得△700万円 = △200万円(繰越)
2年目:事業所得800万円 − 繰越200万円 = 600万円(課税対象)
注意点
ローン返済の計画
収入が低い時期でも返済できる計画を立てる。
- 余裕を持った返済額
- 繰上返済の活用
- 予備資金の確保
事業との分離
事業が不振でも不動産は維持できるよう、別管理を推奨。
確定申告の複雑化
事業所得と不動産所得の両方を申告するため、記帳が複雑に。会計ソフトの活用を。
まとめ
- フリーランスは収入の安定化と節税の両面でメリット
- 融資審査は厳しめだが、実績と自己資金でカバー
- 青色申告の特典を最大活用
- 収入変動を見据えた計画が重要


