この記事でわかること

Q. 駅から何分まで許容範囲ですか?
A. 単身者向け物件は徒歩10分以内が理想、15分以内が許容範囲。ファミリー向けは15分以内でも需要があります。20分を超えると厳しくなります。
Q. 駅から遠い物件のメリットは?
A. 価格が安く利回りが高くなります。ただし、空室リスクが高まり売却も困難になるため、高利回りのメリットを打ち消す可能性があります。
Q. 徒歩分数の計算方法を教えてください
A. 不動産広告では徒歩1分=80mで計算します。実際には信号や坂道で時間がかかることが多いため、現地確認が重要です。
Q. バス便の物件はどう評価しますか?
A. バス便のみの物件は空室リスクが高く、築古投資では避けた方が無難です。バス停が近くても、駅徒歩物件と比べると需要は大きく劣ります。
Q. 駅から遠くても人気の条件は?
A. 駐車場付き(郊外)、大学に近い、大型商業施設に近い、職住近接(工場・オフィス近く)などの条件があれば、駅遠でも需要が見込めます。
駅距離別の収益性分析|徒歩何分までが許容範囲か
物件選び・エリア 公開: 2025.01.23

駅距離別の収益性分析|徒歩何分までが許容範囲か

駅距離の重要性

賃貸物件において、駅からの距離は最も重要な立地条件の一つです。

特に都市部の単身者向け物件では、駅距離が入居率と家賃に大きく影響します。

徒歩分数と収益性の関係

一般的な傾向

駅徒歩入居率目安家賃水準投資評価
5分以内95%以上100%
6〜10分90〜95%95〜100%
11〜15分85〜90%90〜95%
16〜20分75〜85%80〜90%
21分以上70%以下70〜80%×

徒歩15分を超えると、入居率・家賃ともに低下が顕著になります。

単身者向けの場合

単身者は通勤・通学の利便性を重視するため、駅距離の影響が大きいです。

推奨: 徒歩10分以内 許容: 徒歩15分以内 要注意: 徒歩15分超

ファミリー向けの場合

ファミリーは住環境も重視するため、駅距離の影響がやや緩和されます。

推奨: 徒歩15分以内 許容: 徒歩20分以内(駐車場付き) 要注意: 徒歩20分超

徒歩分数の計算方法

不動産広告では以下の基準で計算されます。

徒歩1分 = 80m

例:

  • 駅から400m → 徒歩5分
  • 駅から800m → 徒歩10分
  • 駅から1,200m → 徒歩15分

注意点

広告の徒歩分数は直線距離に近い計算のため、実際は:

  • 信号待ちでプラス1〜2分
  • 坂道でプラス2〜3分
  • 迂回路でプラス数分

必ず現地で実際に歩いて確認してください。

駅遠物件の利回りと収益性

駅から遠い物件は価格が安く、利回りが高くなります。

例:同じエリアの比較

条件駅徒歩5分駅徒歩15分駅徒歩25分
価格8,000万円6,000万円4,000万円
家賃(満室)600万円540万円420万円
表面利回り7.5%9.0%10.5%
想定入居率95%85%70%
実質収入570万円459万円294万円
実質利回り7.1%7.7%7.4%

高利回りに見えても、空室を考慮すると収益性は大きく変わりません。

バス便物件の評価

バス便のみの物件は、以下のリスクがあります。

リスク:

  • バスの本数が少ない(特に夜間・休日)
  • バス路線の廃止・減便リスク
  • 天候による遅延
  • 入居者層が限定される

築古木造の4年償却投資では、バス便物件は避けることをおすすめします。

駅遠でも需要がある条件

以下の条件があれば、駅から遠くても需要が見込めます。

1. 駐車場付き(郊外)

車社会の郊外では、駐車場付きなら駅距離の影響が緩和されます。

2. 大学に近い

大学から徒歩圏内なら、学生需要で安定。

3. 大型商業施設に近い

イオンモールなどの近くは生活利便性で需要あり。

4. 職住近接

工場・オフィスの近くは従業員需要。

5. 特殊な魅力

海沿い、緑豊か、ペット可など独自の魅力。

4年償却投資での判断基準

推奨

  • 駅徒歩10分以内
  • 複数路線利用可能
  • ターミナル駅へのアクセス良好

許容

  • 駅徒歩15分以内
  • 単一路線でも本数が多い
  • 周辺に需要を支える施設あり

避けるべき

  • 駅徒歩20分超
  • バス便のみ
  • 周辺に需要を支える条件なし

駅距離と売却

売却時にも駅距離は大きく影響します。

駅近物件:

  • 買い手が多い
  • 融資がつきやすい
  • 価格が維持されやすい

駅遠物件:

  • 買い手が限られる
  • 融資が困難
  • 価格を下げないと売れない

まとめ

  • 単身者向けは駅徒歩10分以内、ファミリーは15分以内が目安
  • 駅遠物件は高利回りに見えても、空室で収益性が低下
  • バス便物件は築古投資では避けるべき
  • 出口(売却)を考慮すると駅近の優位性は大きい

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