4年償却の基礎 公開: 2025.01.16
なぜ木造22年超なのか|耐用年数と簡便法の計算方法を解説
法定耐用年数とは
建物には税法上の「法定耐用年数」が定められています。構造別の耐用年数は以下の通りです。
- 木造:22年
- 軽量鉄骨造:19年または27年
- 重量鉄骨造:34年
- RC造(鉄筋コンクリート):47年
この年数で建物価格を按分し、毎年経費計上するのが減価償却の基本です。
中古資産の耐用年数「簡便法」
中古物件の耐用年数は原則として「見積法」で算定しますが、実務上は困難なため「簡便法」が広く使われています。
簡便法の計算式:
- 耐用年数を全部経過:法定耐用年数×20%
- 耐用年数を一部経過:(法定耐用年数−経過年数)+経過年数×20%
木造22年の場合、築22年超なら「22年×20%=4.4年」となり、端数切り捨てで4年。これが「4年償却」の根拠です。
なぜ木造が有利なのか
同じ築25年でも構造で結果が大きく異なります。
| 構造 | 法定耐用年数 | 築25年の償却期間 |
|---|---|---|
| 木造 | 22年 | 4年 |
| 重量鉄骨 | 34年 | 11年 |
| RC造 | 47年 | 26年 |
木造は法定耐用年数が短いため、築22年を超えれば最短4年で償却できます。RC造は築47年を超えないと同じ条件になりません。
築年数の選び方
厳密には築22年ちょうどでは4年償却になりません。計算すると「(22−22)+22×20%=4.4年→4年」ですが、実務上は築23年以上を目安にすると確実です。
また、築年数が古すぎると融資が付きにくくなります。築22〜30年程度が節税効果と融資のバランスが取りやすいゾーンです。
次回は物件選びの具体的なポイントを解説します。


