この記事でわかること

Q. 築古木造アパート投資で最も多い失敗は何ですか?
A. 空室による収支破綻と想定外の修繕費です。節税効果を過信し、立地や建物状態の確認が不十分なまま購入するケースが多く見られます。
Q. 修繕費はどれくらい見込むべきですか?
A. 購入後3年以内に発生しうる修繕費として、物件価格の5〜10%程度を見込んでおくのが安全です。インスペクションで具体的な項目を洗い出してください。
Q. 築古物件は本当に売却できますか?
A. 立地が良く、新耐震基準を満たし、管理状態が良好な物件は売却可能です。節税ニーズのある買い手は存在しますが、条件の悪い物件は買い手がつきにくくなります。
Q. 建物価格の按分で税務否認されるケースとは?
A. 固定資産税評価額や不動産鑑定評価と大きく乖離した建物価格を設定した場合、税務署から否認されるリスクがあります。合理的な根拠を持った按分が必要です。
Q. 融資が通りやすい金融機関はありますか?
A. 築古木造に融資実績のある地方銀行や信用金庫、ノンバンクが候補になります。事前に複数の金融機関をリサーチし、融資条件を比較してください。
4年償却の落とし穴|よくある失敗パターンと回避策
4年償却の基礎 公開: 2025.01.23

4年償却の落とし穴|よくある失敗パターンと回避策

失敗パターン1:空室で収支が破綻

「節税できれば空室でもいい」は危険な考えです。

融資を受けて購入した場合、返済は待ってくれません。空室が続けば自己資金から返済することになり、節税どころか持ち出しが発生します。

回避策: 賃貸需要のあるエリアを選ぶ。表面利回りより入居率を重視する。

失敗パターン2:修繕費の見積もり甘さ

築古物件は修繕費がかかります。購入直後に外壁塗装150万円、給湯器交換10万円×6室、雨漏り修繕100万円…。想定外の出費で利益が吹き飛ぶケースは多いです。

回避策: 購入前のインスペクション必須。修繕履歴の確認。購入後3年以内に発生しうる修繕費を見積もっておく。

失敗パターン3:売却できない

「築古でも節税ニーズがあるから売れる」は半分正解、半分不正解です。

立地が悪い物件、旧耐震基準の物件、管理状態が悪い物件は買い手がつきません。出口で売れなければ、節税メリットは帳消しです。

回避策: 購入前に「自分が買い手なら買うか」を冷静に判断する。売却実績のある業者から購入する。

失敗パターン4:融資が通らない

築古木造は融資が厳しくなります。法定耐用年数超えの物件に長期ローンを出す金融機関は限られています。

回避策: 築古木造に融資実績のある金融機関を事前にリサーチ。自己資金比率を高めに設定する。

失敗パターン5:税務否認

建物価格を不当に高く設定すると、税務署から否認されるリスクがあります。

回避策: 固定資産税評価額や不動産鑑定評価を根拠にした合理的な按分を行う。

次回は税制改正の影響を解説します。

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