この記事でわかること

Q. シロアリ被害はどうやって発見しますか?
A. 主なサインは、①羽アリの発見(4〜7月頃)、②床の沈み・きしみ、③柱や土台を叩くと空洞音がする、④蟻道(土の筋)の発見、などです。定期的な床下点検で早期発見が可能です。
Q. シロアリ予防はどうすればいいですか?
A. 5年に1回程度の予防処理(防蟻処理)が効果的です。また、床下の換気を良くする、木材と土の接触を避ける、湿気対策を行うなどの環境整備も重要です。
Q. シロアリ駆除の費用はいくらくらいですか?
A. 被害の程度によりますが、予防処理で10〜20万円程度、被害があった場合の駆除・修繕で30〜100万円程度が目安です。早期発見・早期対処で費用を抑えられます。
シロアリ被害の発見と対策|木造特有のリスク
リスク管理 公開: 2025.01.15

シロアリ被害の発見と対策|木造特有のリスク

シロアリリスクとは

シロアリリスクとは、木造建物がシロアリの食害を受け、構造体が損傷するリスクのことです。

築古木造アパートでは特に注意が必要なリスクの一つです。

シロアリの種類と特徴

日本の主なシロアリ

種類分布特徴
ヤマトシロアリ全国最も一般的、湿った木材を好む
イエシロアリ関東以西被害が大きい、乾いた木材も食害

活動時期

時期活動
4〜5月ヤマトシロアリの群飛(羽アリ)
6〜7月イエシロアリの群飛(羽アリ)
通年巣内での活動(気温10℃以上)

シロアリ被害の発見方法

被害のサイン

サイン状態
羽アリの発見窓際や照明周りで群飛
床の沈み・きしみ土台や大引きの食害
柱を叩くと空洞音内部の食害
蟻道の発見土の筋状の通路
木粉・糞の発見食害の証拠

蟻道とは

シロアリが移動するために作る、土で覆われたトンネル状の通路です。床下の基礎や土台付近で見られます。

点検のポイント

点検箇所確認内容
床下蟻道、土台の食害
浴室周り湿気が多く被害が出やすい
玄関土間との境目
外周基礎蟻道の有無

シロアリ被害が起きやすい条件

条件理由
床下の湿気が多いシロアリは湿気を好む
換気が悪い湿気がこもりやすい
木材が土に接している土中のシロアリが侵入しやすい
雨漏りがある木材が湿る
築年数が古い防蟻処理の効果が切れている

シロアリ対策

予防対策

対策内容
防蟻処理5年ごとに薬剤散布
床下換気換気扇の設置、通気口の確保
湿気対策床下の調湿材設置
木材と土の分離基礎コンクリートで分離

防蟻処理の種類

処理方法特徴費用目安
土壌処理床下の土壌に薬剤散布10〜15万円
木部処理木材に薬剤を塗布・注入10〜15万円
ベイト工法毒餌で巣ごと駆除15〜30万円

駆除・修繕費用

内容費用目安
予防処理のみ10〜20万円
駆除(軽度)15〜30万円
駆除+部分修繕30〜80万円
駆除+大規模修繕100万円〜

購入時の注意点

事前確認事項

確認事項方法
シロアリ被害の有無売主への確認、現地調査
防蟻処理の履歴過去の処理記録
床下の状態現地で床下点検

インスペクションの活用

購入前の建物調査(インスペクション)で、シロアリ被害の有無を確認できます。

点検内容
床下の目視点検
蟻道の有無
木材の食害状況
湿気の状態

被害を発見した場合

対応の流れ

被害の発見

専門業者に調査依頼

被害範囲の特定

見積もり取得(3社以上)

駆除・修繕工事

定期的な点検(年1回)

業者選びのポイント

ポイント
公益社団法人日本しろあり対策協会の会員
5年保証の有無
複数社で見積もり比較
過大な被害説明に注意

保険での補償

火災保険での扱い

シロアリ被害は、一般的に火災保険の補償対象外です。

補償対象
火災保険対象外(害虫被害)
シロアリ保証駆除業者の保証制度

シロアリ保証制度

防蟻処理を行った業者が、5年程度の保証期間内に再発した場合に無償で駆除・修繕を行う制度です。

まとめ

  • シロアリは木造物件の重大なリスク
  • 羽アリの発見、床の沈み、蟻道が被害のサイン
  • 5年に1回の防蟻処理で予防
  • 床下の換気・湿気対策も重要
  • 購入時は床下点検とインスペクションで確認
  • 被害発見時は複数の業者に見積もりを依頼

定期的な点検と予防処理で、シロアリ被害を防ぎましょう。

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