この記事でわかること

Q. 建物劣化はどのようにチェックすればいいですか?
A. 年1〜2回の定期点検をおすすめします。外壁のひび割れ、屋根の状態、給排水の異常、床の沈み、ドアや窓の開閉不良などをチェックします。床下や屋根裏など見えにくい場所は、専門業者に点検を依頼すると安心です。
Q. 劣化を放置するとどうなりますか?
A. 小さな劣化が大きな問題に発展し、修繕費用が増大します。例えば、外壁の小さなひび割れを放置すると、雨水が浸入して躯体が腐食し、大規模な修繕が必要になることがあります。早期発見・早期対処が重要です。
Q. 専門家に点検を依頼するタイミングは?
A. 最低でも5年に1回程度、専門家(建築士、ホームインスペクター)による点検をおすすめします。また、雨漏りや大きなひび割れなど異常を発見した場合は、すぐに専門家に相談しましょう。
建物劣化のサイン|早期発見のチェックポイント
リスク管理 公開: 2025.01.15

建物劣化のサイン|早期発見のチェックポイント

建物劣化とは

建物劣化とは、経年変化や環境要因により建物の性能が低下する現象です。

築古物件では、劣化の早期発見と適切な対処が建物の寿命を延ばす鍵となります。

劣化の主な要因

要因内容
経年劣化時間の経過による自然な劣化
紫外線塗装、シーリングの劣化
雨水・湿気腐食、カビ、シロアリ
温度変化膨張・収縮による損傷
使用による消耗設備、建具の劣化

部位別チェックポイント

外壁

サイン状態対処
チョーキング触ると白い粉が付く塗装
ひび割れ線状のクラック補修+塗装
剥がれ塗装の浮き、剥落塗装
変色・カビ黒ずみ、緑色洗浄+塗装
シーリングの劣化硬化、ひび割れ打ち替え

屋根

サイン状態対処
色あせ塗装の劣化塗装
苔・カビ緑色、黒色の付着洗浄+塗装
ひび割れ・欠け瓦の損傷部分補修
錆び金属部分の腐食補修または交換
雨漏り天井のシミ防水補修

給排水設備

サイン状態対処
赤水蛇口から赤い水給水管更新
水圧低下水の出が悪い管内洗浄または更新
詰まり排水が遅い高圧洗浄または更新
水漏れ床下・壁内の水濡れ漏水箇所の補修
異臭排水口からの臭い洗浄または更新

床・基礎

サイン状態対処
沈み床がへこむ束・大引きの補修
きしみ歩くと音がする床下補強
傾き水平でない基礎補修(専門家相談)
ひび割れ(基礎)コンクリートのクラック補修・補強

ドア・窓

サイン状態対処
開閉不良引っかかる、重い建具調整
隙間隙間風が入るパッキン交換、調整
ガラスの曇りペアガラス内部の結露ガラス交換
木部の腐食窓枠の劣化部分補修または交換

バルコニー・廊下

サイン状態対処
防水層のひび割れ表面のクラック防水補修
床の浮き歩くと音がする補修
鉄部の錆び手すり、階段の腐食塗装または交換
排水不良水たまりができる排水口清掃、勾配補修

点検のスケジュール

自己点検(年2回)

時期点検内容
春(4〜5月)冬の影響確認、梅雨前の準備
秋(10〜11月)台風被害確認、冬の準備

専門家点検(5年に1回)

点検内容
床下点検(シロアリ、湿気、配管)
屋根裏点検(雨漏り、断熱)
外壁・屋根の詳細点検
給排水管の状態確認

点検チェックリスト

外観

  • 外壁にひび割れはないか
  • 塗装の剥がれ、チョーキングはないか
  • 屋根に異常はないか(双眼鏡で確認)
  • 雨樋に詰まり、破損はないか
  • 基礎にひび割れはないか

共用部

  • 廊下・階段の手すりにぐらつきはないか
  • 床にひび割れ、浮きはないか
  • 照明は正常に点灯するか
  • 消防設備は正常か

室内(空室時)

  • 床に沈み、きしみはないか
  • ドア・窓の開閉はスムーズか
  • 水回りに漏水はないか
  • 設備は正常に動作するか

劣化を放置するリスク

リスク内容
修繕費用の増大小さな問題が大きな工事に
入居者の退去不具合による不満
安全上の問題事故、怪我のリスク
資産価値の低下売却時の評価減

まとめ

  • 建物劣化は経年変化と環境要因で進行
  • 外壁、屋根、給排水、床・基礎を重点的にチェック
  • 年2回の自己点検、5年に1回の専門家点検を推奨
  • 劣化のサインを見つけたら早めに対処
  • 放置すると修繕費用が増大、安全上の問題も

定期的な点検と早期対処で、建物の寿命を延ばし、資産価値を維持しましょう。

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